宿泊情報
2023年11月更新
基本情報
短期旅行の場合はホテル滞在が主流、最近では手軽なオンラインサービスAirbnbなどを利用する方も。長期滞在となる留学やワーホリは、滞在費用が安いホームステイやシェアハウスに滞在します。
多くの留学生・ワーホリメーカーは、最初の1~3ヶ月間は生活や英語に慣れる為ホームステイし、その後シェアハウスへ移ります。特に女性は留学期間を通し、最も安心・安全な滞在形態であるホームステイをする人も少なくありません。
ホームステイ | 教師宅ホームステイ
現地家庭で家族の一員として日常生活を体験できるホームステイは、楽しい事ばかりでなく大変な時もありますが、本物の海外生活を体験するには最適な滞在方法。ホストは英語が出来ないゲストに慣れているので心配不要です。
ステイ先での英語授業が含まれる「教師宅ホームステイ」は集中して英語学習をしたい方にはお勧め。
長所:エージェントの審査に合格した家庭だけがホストになれるので安心。生の英語・文化を体験できる。困った事があれば家族に相談できる。
短所:神経質な人は気疲れする事も。食べ物の好き嫌いが極端に多い場合、食事に困る場合がある。
費用
手配費 AU$300~350
平日2食+週末3食付個室滞在 AU$300~350/週
毎日3食付個室滞在 AU$330~400/週
探し方・予約の仕方
学校に行く方は学校が手配してくれますが、学校へ行かない方は留学エージェントやホームステイエージェントを利用します。ただ、留学エージェントの中にはホームステイだけの手配は行っていない所もあるので確認しよう。
ホームステイエージェントは殆どが英語のみ対応。留学エージェントは日本語でも対応してくれるので安心。
予約の際は、滞在開始1~2ヶ月前に各エージェントの既定用紙に滞在開始日・滞在期間、ビザの種類、持病・疾病、アレルギーや食事制限、ペットの有無などの条件を記入し提出します。
注意点
ホームステイはあくまで国際交流に関心のある一般家庭。深夜や早朝のチェックインは迷惑になる為、航空便予約前には到着時間をエージェントに相談しよう。
多民族国家のオーストラリアでは、ホストの出身国がオーストラリアではない場合もあるものの「英語が通じないホームステイ」はありません。また家族構成も定年退職したご夫婦の家庭、シングルマザーの家庭、3世代同居の家庭など様々です。ホームステイ時にはこれらホストの出身国や家族構成を選択する事はできません。
ただ「猫アレルギーがあると申請したにも関わらず、屋内猫がいる家庭を提供された」 「通学に片道3時間かかる」など、明らかに適切でないホームステイを提供された場合はホームステイの変更を申し立てる事ができます。
シェアハウス
一軒屋やアパートを友達と借りてシェアしたり、一部屋だけ間借りする「シェアハウス」。ここオーストラリアでは昔から一般的な滞在方法。台所、トイレ、浴室、リビングは共用利用、入居者は各自食事を作ったり、洗濯したりと独立した生活をします。
シェアハウスの中にはシェアメイトだけが同居する所、オーナーと同居する所があります。シェアメイトだけが同居するシェアハウスは気楽で楽しいものの、掃除や戸締りがずさんな傾向にあり、オーナーと同居する所は多少気遣いをするものの、掃除や戸締りがしっかりしている傾向にあります。
長所: 自炊ができる。格安で長期滞在ができる。
短所:多国籍シェアハウスの場合「日本人の常識」が通じない。シェアメイトを選ぶ事はできない。
シェアハウス用語
- シェアメイト=同じシェアハウスに滞在する人の事。ハウスメイトとも呼ばれる
- ルームメイト=同じシェアハウスの同じ部屋に滞在する人の事
- オウンルーム=シングルルームとも呼ばれる個室の事
- ルームシェア=一室2~3人で滞在する部屋
- レント=家賃。2週間に一度の前払いが一般的
- ボンド=敷金。2~4週間分の家賃と同額を入居時に預け、契約違反や家の破損等なければ退去時に返金される
- ミニマムステイ=最低滞在期間。オーストラリア人向けは6ヶ月、留学生/ワーホリ向けは2ヶ月程度が一般的
- 退去通告=退去日から遡り通常2週間前迄にオーナーへ「x月x日に退去します」という通告の事
- オーナー=家の持ち主
- シェアオーナー=オーナーまたは不動産屋と賃貸契約を結び、シェアメイトへ又貸ししている人
費用
食費が含まれない分ホームステイに比べ割安。
オーストラリア国内で個室家賃を比較すると、シドニーやメルボルンの大都市は平均AU$350/週、パースやアデレードなどは平均AU$250 /週。
パースの場合
パース市内 平均AU$280 /週
1ゾーン 平均AU$200/週
2ゾーン 平均AU$ 160/週
3ゾーン以上のエリアに滞在する人は稀。
探し方・予約の仕方
入居日から遡り2週間前から探し始めるのがベスト。なぜかというと、退去時は2週間前までにオーナーに退去告知をする事が一般的なので、それ以前に探し始めても宣伝ほぼありません。
オーストラリア人向けを探す場合はガムツリーやフラットメイトを利用。留学生/ワーホリ向けを探す場合はパース通信、日豪プレス、などを利用。
シェアハウスにより予約方法は違うのでオーナーに確認しよう。一般的には2週間分家賃の前払いとボンドの支払いが必要。
インターネットの普及により、見学せずメールのやり取りだけで入居を決める方がいますが、こういう方を狙った詐欺も見受けられます。シェアハウスは数日~1週間程度で見つけられるので、出来る限り見学をしてから入居しましょう。
シェアハウス探しの際に気にすべきポイント
- 最低滞在期間は?
- 家賃はいくらで何が含まれる?
- 契約書や領収書は発行してくれる?
- 近所に商店や公的施設はある?
- 学校やアルバイト先までの交通の便は?
- 誰と一緒に住むの?
- ハウスルールは?
注意点
ハウスルールは各シェアハウスにより異なるので、入居前には必ずオーナーに確認の事。金銭トラブルも多い為、家賃やボンド支払いの際は領収書を発行して貰いましょう。
バックパッカーズ/ホステル、ワーキングホステル
一泊からでも滞在できる格安宿泊施設。シェアハウスの様に最低滞在期間の規定がなく、2週間前退去通告も不要。
個室、ダブル/ツイン、4~20名ドミトリー(男女混同、男性用、女性用)など様々な部屋のタイプがあり、トイレ、浴室、台所は共同利用。施設によっては、部屋に専用トイレと浴室が付いている場合あり。
長所:世界各国から集まる旅行者と知り合える。施設数が多く選択肢が幅広い。市内中心にあるので何かと便利。
短所:盗難が多いので貴重品には気をつけよう。日本語サービスが受けられるのは稀。市内中心にある為騒音に悩まされる事も。
費用
- 個室 AU$180-200/一泊
- ダブル/ツイン AU$130-160/一泊
- 4-10名ドミトリー AU$60-70/一泊
週間単位で予約すると割引が適応されるので予約の際に確認してみよう。YHAホステルを頻繁に利用する方はYHAメンバーに加入すると割引料金で滞在できる。
探し方・予約の仕方
「Backpackers Perth」などのキーワードでオンライン検索、TripadvisorやAgoda
などのホテル予約サイトを利用する。
クレジットカードさえあればウェブサイトから簡単に予約可能。実際に部屋を見てから予約したい場合は直接訪問するのもお勧め。
注意点
不特定多数の人が滞在する為、貴重品盗難に気をつける事。スマホをベッドに置きっぱなしでトイレに行ったらなくなっていたなんてケースはよくあります。設置されている貴重品ロッカーを利用しよう。
ワーキングホステル(=農村地帯のバックパッカーズ)からのファームジョブ紹介
農村地帯にあるバックパッカーズで、滞在客へフルーツピッキングなどのファームジョブを斡旋してくれる宿の事。宿泊客の多くは観光旅行者ではなく、ファームジョブ中だったり、ファームジョブ斡旋を待っているバックパッカー達。
仕事を斡旋して貰えるまでの日数は2~6週間。仕事がたくさんあればより短期間で、少なければ更に日数がかかります。
農村地帯は公共交通機関が発達しておらず車が必須。車がないと、せっかく仕事を斡旋してもらっても通勤できない場合があるので注意。